1on1は部下だけでなく上長とも最適なコミュニケーションツールだと思います。
なので私は部門を任されたり着任する際は原則全員とまず実施します。
私が初めて名刺に肩書がついた時の事です。
初めての管理職で管掌する部署と配下を持った訳ですが、転職して入ったので部署や管理職が初めてという以前に会社の事もまだまだわからない事だらけの状態です。
まずは何よりも情報収集が最優先でしたから、会社の事もオリエンテーションなど実施された後も他の人から色々話聞きましたし、何より担当する部署で対応する案件概要の把握にも注力していました。
配下も初の人しかいませんから、そんな中では何をどうするにも出来ないと判断しました。
そこでまず実施したのが配下全員との「1on1」です。
相手を知る事と同時に自分を知ってもらう事が何よりの目的で、同時に「あなたの所属する部署の責任者=ボスは私ですよー」というアピールもしっかりします。
その為、業務上のお話よりも深入りしない範囲での個々のお話を軸にしました(あまり深くプライベートな話はこのご時世リスクですしね)。
ただ、私自身はその辺あまり壁を置かずに自分の話はします。そうすると話してくれる人も中には出てきますから、そうすると少なからず関係性の「序」には至ると思います。
基本的にこの程度で問題ないと思っており、以降1on1を定例化させることで定期的にコミュニケーションを図れる(と、相手にも意識させる)ので、情報や状況の把握がしやすくなり、結果的に部門管理もしやすくなっていくと思います。
□今回のポイント
1on1は比較的実施を義務というか強制的に求められる企業もあると思います。
しかしそこを”言われてやる”のではなく、明確に目的とメリットを認識すればむしろ自分から積極的に取り組む事ができますし、有意義な時間となります。
私にとっての最大のメリットは、
「相手を知り、自分を知ってもらう」
そういう時間だと思います。もちろん育成であったりフォローアップであったり、場合によってはパフォーマンスに対してのフィードバックの場にもなり得ます。
ただ、マネジメントする上での最低限のコミュニケーションは、何であれ配下の人となりを把握するからこそ、適材適所を実現できますし、成果を想定でき計画を立てやすくなります。
つまり1on1の実施は何より自分にとってメリットが大きい取組という事ですね。
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