つい最近、ネットニュースで流れてSNSでも色々話題にあがりました。
【野村総合研究所(NRI)】2015年12月2日
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に
2015年頃には既に「AI」は様々なシーンで活用されていましたし、RPAに代表される「ロボット」もハード・ソフト両方で台頭してきた時期です。
その当時に発表されたレポートで、AIやロボに代替される職業をピックアップしていました。
しかし、最近以下のニュースがありました。
【JCASTニュース(リンク先はYahooニュース)】
「AIに奪われる職業」10年前の予想が大外れと話題に 編集者は悲鳴「1人で何でもできてしまう時代」
AIはAIでも、2022年頃に台頭した「生成AI」により、10年前には安泰と思われたクリエイティブな職業が、一転して代替される職業になってきています。
逆に「ブルーカラー」と言われていて、10年前にはAIやロボットに奪われると言われた工場など現場作業は思っていたほど進んでいない現状です。
時代の最先端の知見を以てしても、未来を予測する事は困難なんでしょうね。
しかし、この2015年と2025年で共通点があります。
□今回のポイント
それは「管理職」です。
10年前も現在も、管理職はAIやロボットによる代替は困難です。
それは何より以下がポイントだからだと推察します。
・人(顧客、上司、同僚、部下)とのコミュニケーションが重要なポジション
・判断(決裁)が求められるポジション
上記は人でなければ対応できない領域です。
一方で、計画や予算策定、報告などの作業をAIの活用によって効率化を図る事ができるようになり、結果的に現在のAI最盛期においては職を奪われる恐怖が無い上に従来の作業を大幅に負担削減されるようになってきた事から、ある意味一番恩恵あるのではないか、とも思う次第です。
以前から何度かお話した通り、今後も生成AIを上回る新たなテクノロジーは出てくるでしょう。
そういった変化(いわゆるパラダイムシフト)は今後も起こる前提である場合、重要なのは「使われる側」ではなく「使う側」になる事です。
使う事ができる人材の方が重宝されるのは、今も昔も変わりません。
管理職にはその可能性が大いにある、寿命の長いポジションであるというメリットをよくよく理解する事です。