世の中って何かと枠にハメて(ハメようとして)考えたがりですよね。
「あー、あなた文系(理系)だね」
「僕、A型だから几帳面なんだよね」
とか。
あんまり自分的にこれらの型にキレイにハマった記憶無いので自分から自己評価や他者評価に使う事は無いですし、そもそもあまりその定義をよく理解してないですけども。
まぁ、それはそれとして、この「文系」「理系」については、考察する価値があるように思います。
文系…国語、英語、社会
理系…数学、理科
こんなカテゴライズなんでしょうかね。
やはり個々の得意領域や学生時代に注力した科目によって、思考はそれらに該当するような傾向なんではないだろうか、と思う次第です。
で、それぞれの思考はやはり長所も短所もある。
□今回のポイント
【文系について】
所謂、定性的な思考になるのかな、と。
なので、文章次第でうまい具合に断言したりぼやかしたりもできるので、使いこなせるとやはりトーク力が向上するでしょう。
特定の職業なら強いですよね。営業職であったり接客業など。
ただ事務職だったり接客など伴わない職種であっても、よほど山奥で一人籠るとかしない限り、人とのコミュニケーションは発生すると思います。
性格も左右されるでしょうが、上司部下同僚といった働く環境でのコミュニケーションは、やはり礼儀作法や言い回しやら語彙力など長けている方が円滑になるでしょうから、文系スキルも十分に有効。
昨今では生成AIのプロンプトだって文系の方が強いですしね。
【理系について】
所謂、定量的な思考になるのかな、と。
計算したり数式に則った解を導き出す考え方は、文系と比べるとある程度答えというかゴールを前提にした思考になるように思います。
もちろん確定した答えやゴールだけでなく、仮説を立てて仮想ゴールに辿り着くためにプロセスを検討したり試行錯誤するのですが、何であれば着地点が明確なので現状把握もしやすい気がします。
翻って仕事に当てはめると、どんなプロジェクトであっても納期というゴールが明確です。
そのゴールから逆算して工数を算出し確保、その限られた工数を全体として、プロジェクト完遂に必要なタスクを洗い出し、工数を割り当てて計画を立てます。更にそれぞれのタスクの関係性を整理し、それぞれのタスクをいつから開始しいつまでに完了させれば、全体のプロジェクトが円滑に進行できるかも調整する訳ですね。
なので、もちろん開発などエンジニア系に強くなると思いますが、プロジェクトマネージャーだったり管理職や経営者にも向いてるように思います。
【結論】
結局、どっちかだけというより両方あった方が良いと思う次第です。
特に管理職だと、どちらも強いですね。
両方あった方が良いですが、あえてどちらか一つというのであれば、それは自身の得意分野で良いのではないか、と思います。
なので「自分は文系だからダメなんだ」とか「自分は理系だから向いてない」とか、そういう事にはまったくもってならない、という事です。