「マネジメント(Management)は、組織やチームの目標を達成するために「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源を効率的に活用し、計画・実行・調整を行うことを指します。」
【参考】ChatGPT
上記は「ChatGPT」を使って得られた回答です。
シンプルですね。ただなるほど、と思います。
これを私はもっとシンプルに「組織のあらゆるリソースを活用して、組織の目標を達成させること」だと考えて日々マネジメントに携わっています。
私が最初に部門長に就いた時は、期中であり計画も既に立った後ですし実行中でした。
そのため最初は調整を優先した記憶があります。
予実管理で計画よりマイナスであれば修正プラン立てる訳ですが、売上や原価など見ていく中で結構初歩的というか一般社員しか経験なくてもすぐに気づく要素で配下の「残業時間」が気になりました。
部門の平均残業時間を見てみると想定内でしたが、一覧化してみると一部の従業員は4~50時間を何カ月も続けており、他の従業員は平均10時間も無いような状況が数カ月続いていました。
これは収支管理で言えば結果的に問題ないです。
上述の通り平均残業時間は計画に盛り込んだ想定内でしたし、収支管理で見れば求められていた利益率を越えていましたので。
が、組織全体という意味で見ると歪でした。
その一部の従業員はパフォーマンスの観点でも主力でしたし、その業務の歴も長いです。
つまり属人化していた、という結論です。
この場合、今は問題ないがこの主力の人が有給休暇も取れない、万一退職なり休職などダウンした際には業務は回らなくなりジ・エンドです。
つまり、計画=先を見据えると考えると、将来的なリスクを抱えている状況だったという話です。
日々多忙な中で、目先のタスクを処理することに注力しがちですし、それも当然の話です。
将来的に何がどうなるかより、今日処理すべきタスクを何が何でも対応する、という考え方は比較的よく見る傾向ですが、これはもちろん否定・批判することでなく、それだけ一生懸命に対応している従業員を評価することです。
ただ、やはり会社というのは目指すべき目標(売上や利益など)に達成しなければ結果的に従業員自身が望む恩恵(人事評価や純粋な給与アップなど)を受けられません。
だからこそ、その部門責任者である管理者は、目先に集中しがちな配下達がそのまま集中し続けられるよう自身は客観的に俯瞰して全体を見ながら歪(ひずみ)を見極めて、先んじて対応する必要があります。
今回のケースでは、まずそのチーム全員と1on1をして状況を把握しつつコミュニケーションを図り、その上で問題点をチーム全体のものとしてチームMTGを実施、アンバランスなワーク状況を整理すべくチーム内のタスク整理と役割分担を再構築、必要に応じてスキルトランスファーを実施してスキルバランスの平準化を図ることで、属人化の解消に努めました。
この場合、パフォーマンス低下はリスクです。
が、そのリスクは短期的なもので、長期的にはチームパフォーマンスの安定度が向上すると考えました。
部門の目標達成は、部門全体で達成させるものであり、部門内の全員がそれぞれの役割を明確にし、管理者はそのリードを最たる役割とします。
なので入社直後でその業務の知識は配下メンバー以下で実務面では戦力にならない私であっても、それは遂行できることですし、管理者たる私しかリードできないことだと思ってます。
ついつい一般職から上がった直後ですと、実務スキルの高さ=上位のような感覚になりますが、それは記載の通り一般職などオペレーションを主担当とする世界の話です。
マネジメントというのはこういうことだと考えてます。
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